「大規模地震や台風の被害が発生したら、全世界のメディアが注目する。その一方でエボラ出血熱はメディアの関心が低く、資金調達も進んでいない。しかし、週に1000人ずつ新たな患者が発生しており、われわれ全員にとっての危機なのだ」

 先月15日、ソウル市鍾路区に韓国事務所を開設した支援団体「オックスファム」のティム・ハンター募金総括理事(47)が述べた言葉だ。オックスファムは緊急支援や発展途上国援助のため1942年に英国で設立された国際支援団体。韓国は18番目のオックスファム参加国になった。韓国事務所の設立を指揮したハンター理事は「韓国がエボラ出血熱発生地域に医師を派遣することを決めたのは勇気ある決断だ。受けた恩は返すという韓国の文化は印象的だ」と語った。オックスファムは6・25戦争(朝鮮戦争)時、救世軍を通じ韓国に食糧を支援した。

 オックスファムはエボラ出血熱発生地域に清潔な水を提供、衛生施設を増やすと同時に、教育も行って予防に努めている。ハンター理事は「エボラ患者が出す唾液や吐しゃ物などから感染する可能性が高いのは事実だが、対策や訓練によって韓国の医療スタッフも元気に戻ってくるだろう。エボラ出血熱は募金が活発な『自然災害』に属しながらも、募金が集まりにくい『国際紛争被害』のように募金活動が遅々として進まない」と、韓国人に関心を持ってほしいと呼び掛けた。世界銀行のジム・ヨン・キム総裁が先日「発症から11カ月過ぎても医療支援が鈍い」と述べたことについては「医療的危機状況で世界が一緒に動く初の事例なので、ガイドラインや国際的基準がないためだと思う」と述べた。

 ハンター理事は「オックスファムは韓国では『ベビー』であり、オフィスも非常に小さい。しかし、韓国の『宮殿(Palace、景福宮のこと)』から2ブロックの所にあるなんて素晴らしいことではないか」と語った。
http://news.livedoor.com/article/detail/9493258/
2014年11月21日はぁ
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