20141226-152120枕
中国湖北省武漢市からこのほどフランスを訪れた中国人ツアー客らがパリのホテル内にあった「キーと枕を持ち帰らないで」との中国語の警告文にショックを受け、「中国人のメンツを守ろう」と、この警告文を撤去するようホテルに求めた。その代わりにツアー客らはほかの中国人観光客らに宛てたメッセージを用意し、ホテルも警告文の撤去に応じたという。武漢晩報が25日伝えた。

このパリのホテルでは中国人以外の外国人宿泊客がキーを持ち帰ることがあるが、枕を持ち帰るのは中国人客だけだという。枕を持ち帰る理由について関係者らは、「記念にするためではないか」、「旅行で長い間バスに乗るので、体を支えるためでは?」と指摘した。

武漢のツアー客たちは14日、宿泊するホテル内に「キーと枕を持ち帰らないで下さい(キーは5ユーロ、枕は50ユーロ)」と書かれた中国語の警告文が張られているのを見て、「恥ずかしく、この警告文によって中国人客のイメージがさらに損なわれる」とショックを受けた。16日にホテル経営者との面談を申し入れて話し合うと、経営者はこの警告文について「注意を促しているだけで、中国人客を傷つける意図はない」と説明した。

ツアー客らは「中国人観光客へのメッセージ」を作成し、ホテルに託した。タイトルは「思い出以外は持ち帰らないで」、内容は「『枕を持ち帰らないで』といった警告文は中国人として非常に恥ずかしい。海外に出れば私たちは国を代表する存在。少しのマナー違反が中国人のイメージを回復が難しいほど傷つける」といったものだった。

ツアー客らはホテルに対して、このメッセージを警告文に替えて張り出すよう要請。ホテル側もこれに応じ、24日までに警告文を撤去した。

(編集翻訳 恩田有紀)

http://news.livedoor.com/article/detail/9617716/

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